みなさんは「CBDオイル」をご存知でしょうか?
CBDオイルとは、カンナビジオールという成分であり大麻に含まれている化合物の1種です。
近年になって、CBDオイルは美容業界や医療業界で注目を集めています。
今回はそんな話題のCBDオイルのお肌や気持ちにどのような効果があるのかご紹介させていただきます。
是非、CBDオイルに興味はある人は最後までお読みください。
CBDは肌への様々な美容効果が期待されている

CBDオイルは、お肌に対して様々な効果が期待されています。
CBDオイルの一般的なお肌への効果は4つです。
- 老化を防ぐ働き
- ニキビや肌荒れを落ち着かせる働き
- 殺菌・抗菌作用
- アトピー肌の改善
それぞれの効果が具体的にどう働いてくれるのかご紹介していきます。
老化を防ぐ効果
CBDオイルは、年齢を重ねて衰えてしまったお肌の不調を防いでくれる働きがあります。
一般的に私たちは、肌を衰えさせない働きをアンチエイジングといいCBDオイルにおけるアンチエイジング効果は2つです。
- 肌の酸化を防ぐ役割
- 角質を除去してくれる役割
お肌が酸化してしまう原因は日焼けや喫煙、加齢、ストレスなどさまざまですがその1つが老化と言われています。
このような酸化を防ぐためには、ビタミンCやビタミンEを摂取する必要があります。
CBDの成分には、このビタミンCとビタミンEが豊富です。
ですので、CBDオイルを摂取することでお肌の酸化を防ぐことができます。
また、CBDはお肌の生まれ変わりの周期である「ターンオーバー」を正常に戻す働きがあります。
私たちのお肌に角質が溜まってしまうのはこの「ターンオーバーの乱れ」が大きな原因です。
ターンオーバーが乱れてしまうと、本来必要のない角質が肌から剥がれす少しずつ溜まっていきます。
結果的にお肌に「ごわごわ」やかさつきを感じ始めるのです。
角質のない「ツルツル」な肌を目指すためにはCBDオイルを摂取するのがいいでしょう。
ニキビや肌荒れの改善
CBDオイルは、ニキビや肌荒れにも効果的だと言われています。
そもそも肌荒れやニキビができる原因は、お肌を紫外線やホコリなどの外的要因から守るバリア機能が低下してしまっているからです。
バリア機能が下がってしまうと、刺激に対して敏感になり炎症を起こしやすくなっていまいます。
ニキビや肌荒れをしている肌をみると、不潔な印象を与えるだけでなく、自分自身でストレスを感じる方もいるでしょう。
しかし、CBDには抗炎症作用と呼ばれる炎症を落ち着かせてくれる働きがあるのです。
2019年のある研究結果によると、CBDはニキビ肌にも効果的だと報告されていました。(参考URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30993303/)
つまり、肌荒れやニキビはCBDを摂取することで改善できる可能性は十分にあると言えます。
菌の繁殖を防ぐ効果
CBDは、皮膚の傷を癒す抗菌作用の働きも存在します。
CBDにおける抗菌作用は、炎症を落ち着かせるだけでなく、癌などの腫瘍の抑制、また骨の成長を促進してくれる働きがあることも多くの研究結果によって明らかになっています。
2020年3月の国際カンナビノイド医療学会の報告によると、カンナビノイドが抗菌効果を持っていることが明らかになりました。
このようにCBDには抗菌作用の働きもあるのです。
CBDはアトピー肌改善も
CBDオイルのお肌に対する働きの1つとしてアトピー性皮膚炎の方にも効果的とされています。
私たちの身体にはECSと言われるエンドカンナビノイドシステムが備わっています。
ECSとは、食欲、免疫調整機能、運動機能、感情抑制などのさまざまな機能をもちながら心身のバランスを整えるための働きをになっているのです。
このECSがアトピー性皮膚炎と強い関わりをもち、治療に効果的だとされています。
CBDは、アトピーの治療に効果とされるカンナビノイドとして働いてくれます。
そのため、CBDがアトピー肌の改善をしてくれると言われているのです。
CBDオイルは不安症や不眠症へ効くとも

CBDオイルは、身体だけでなく精神に対しても効果があると言われています。
CBDの精神に対して働きかけてくれる効果は、以下の2つになります。
- リラックスし不安を落ち着かせる
- 質の高い睡眠を促す不眠症の改善
以上2つの働きは、具体的にどのようなものなのか確認していきましょう。
リラックスし不安を落ち着かせる

CBDは、不安な気持ちを落ち着かせてくれる働きがあると言われています。
たとえば、不安を感じてしまう症状の1つにうつ病があります。
うつ病になるのは、情報を伝達するために働く神経伝達物質であるセロトニンが減少し働きが低下するのが原因です。
CBDには、このセロトニンの作用を回復させる働きがあると言われています。
実際に2014年に行われた動物研究によると、CBDがセロトニンの受容体に対してうつや不安を抑える働きがあると証明されました。
2018年の動物研究では、CBDにはストレスを緩和させてくれる作用があり、ストレスが原因で引き起こすうつ病を軽減させてくれる可能性があると発表されました。
また、2019年にはCBDが持続的なうつを抑えてくれる効果があり、即効性に長けていることまで結論付けられました。
このように、CBDにはリラック効果があるいわれていますが、悪魔でhも人間ではなく動物の脳内で行われた研究結果になります。
ですので、効果が期待できる程度に思っておく方がいいでしょう。
質の高い睡眠を促す不眠症の改善

CBDは不安症の改善以外にも、質の高い睡眠を促してくれる不眠症改善も期待できると言われています。
2019年の研究結果によると、不安や不眠などの症状を訴える72人の成人の方々に対してCBDを処方箋として使用したところ、67%の人に1ヶ月の間に不眠の改善がみられました。
これは先ほどご紹介した不安症の改善が期待できる動物の実験ではなく、人間を対象とした研究結果になります。
ですので、信憑性に欠ける可能性は低いと言えるでしょう。
また、不眠症になる原因は様々であり、かゆみやアトピー性皮膚炎、頭痛、関節痛もその要因の1つになります。
CBDは、先ほどご紹介したように抗炎症作用や抗菌作用も効果が期待できます。
そのため痛みからくる不眠症の人でも、CBDを摂取することで改善に少しでも導くことができ、質の高い睡眠をとることができるのです。
しかし、不眠症になる原因によってはCBDで対処できない可能性もあるので、まずは医師に相談することが大切でしょう。
睡眠導入剤よりリスクが少ない

CBDを摂取する以外にも、不眠症を改善する方法はたくさんあります。
その代表とも言えるのが睡眠導入剤ですよね。
もちろん一般的に馴染みがある不眠症対策として考えられるのは、CBDオイルよりも睡眠導入剤でしょう。
しかし、睡眠導入剤には依存性や副作用のリスクがあると言われています。
睡眠導入剤の副作用は、ふらつきや転倒、精神運動機能の低下、頭痛などさまざまです。
また、複数の種類の薬と同時に内服してしまうと、副作用のリスクが強くでてしまうこともあります。
一方で、CBDには副作用のリスクは極めて少ないです。
もちろんCBDは、大麻に含まれてる成分の1つなので強い副作用があると感じるのかもしれません。
ですが、CBDには大麻と異なり依存性はまったくないのです。
CBDの一般的に言われている副作用は、口の乾きや、低血圧、立ちくらみ程度になります。
ですのでCBDは、睡眠導入剤と比較するとリスクが非常い少なく安心して使用できる成分と言えるでしょう。
CBDオイルを肌に付けると効果が出るのはいつ?
次にご紹介するのは、CBDオイルを肌につけたとき、効果がどれくらいで出始めるのかについてです。
例えば、化粧品は肌の生まれ変わりの周期が28日程度なので、1ヶ月を目安に効果が出ると言われています。
では、CBDはいったいどれくらいの時間で効果が出始めるのでしょうか。
CBDを摂取する方法は基本的に2つあります。
- 蒸気での摂取の場合
- 経口での摂取の場合
それぞれの異なる摂取方法で効果にどれくらいの差が生まれるのかについても確認していきましょう。
蒸気での摂取の場合
蒸気でのCBDオイルを摂取する場合は、およそ2〜3分程度で効果を感じ始めることができると言われています。
そもそも蒸気でCBDオイルを摂取するというのは、CBDリキッドをヴェイポライザーと呼ばれる加熱式タバコに入れて吸引する方法です。
この蒸気でCBDオイルを摂取するのは、消化器官を通さずそのまま血管から取り入れることができるので、口からCBDを摂取するよりも1.5倍以上の摂取効率が高いと言われています。
またこの方法でCBDオイルを摂取すれば、その日の体調や個人差によって1〜2時間程度まで効果が期待できるでしょう。
しかし、炎症などの完治は数日かかってしまうので把握しておいてください。
経口での摂取の場合
一方で、経口摂取とは口からそのまま摂取する方法のことをいいます。
経口摂取であれば、CBDオイルを摂取して1時間後に効果が少しずつ出始めます。
1時間後に効果が期待できるのは、CBDの成分が小腸まで吸収されるのにそれくらいの時間が必要だからです
経口摂取は、3〜6時間ほど作用が続くと言われています。
しかし、空腹時でなければ効果が十分に発揮されないので食前にCBDを摂取するのがいいでしょう。
また、温度が高いお茶やコーヒーなどの飲み物と飲むと効果が半減されるので注意が必要になります。
経口摂取のポイントとして、舌の下にCBDオイルをおくのがいいでしょう。
そうすることで、舌の毛細血管から直接的にCBDオイルを摂取できるので、即効性が高くなります。
CBDオイルを肌に付ける方法
次にご紹介するのはCBDオイルを肌に付ける方法についてです。
このタイミングで抑えておきたいのが以下の2つになります。
- CBDオイルの付ける量
- CBDオイルの付け方
CBDオイルには付ける量や付け方にポイントがあるので把握しておきましょう。
付ける量

CBDオイルを肌に直接馴染ませてCBDを摂取するのは、量が少なすぎると成分が皮膚から浸透していきません。
そのため「もったいない」という気持ちにならず肌にしっかり馴染ませましょう。
しかし「ベッタベタ」にまで塗りすぎるとCBDの効果が効きすぎてしまって、帰って副作用が現れることも考えられます。
CBDオイルを肌に馴染ませるポイントは、まずは少量で試し感覚で塗ってください。
その後、徐々にCBDオイルの量を足していくのがいいでしょう。
効果が期待できる量は個人差があるので、適量を見極めながら塗っていくのがいいでしょう。
付け方

CBDオイルの塗る部位は、肩や首などの凝りや辛い膝の関節付近がオススメです。
もちろん種類によって塗り方は異なると思いますが、一般的なCBDオイルやCBDバームの塗り方は、肌にしっかりと馴染むように時間をかけてじっくり手で伸ばし塗り込むのがいいでしょう。
また、手の甲やかかと、関節部位などの乾燥のケアをしたい方は、薄くそれぞれの部位に馴染めせるように保湿したいところから中心に広げていくといいでしょう。
CBDオイルを使用する上での4つの注意点
次にご紹介するのはCBDオイルを使用する上での注意点についてです。
基本的に注意点は3つあります。
- 異変を感じたら控える
- 運転前の摂取は気を付ける
- 常備薬とは一緒に飲まない
それどれの注意点を確認していきましょう。
異変を感じたら控えよう

CBDオイルを摂取して異変を感じたら控えるのがいいでしょう。
もちろん副作用のリスクは小さくても、CBDオイルは人によって合う人もいれば合わない人もいます。
ですので、CBDオイルを摂取したときに「いがいが」や「痒み」などの異変を感じたら控えてください。
運転前の摂取は気を付ける
運転前のCBDオイルを摂取は気をつけてください。
先ほどご紹介したようにCBDオイルには、気持ちを落ち着かせる効果があります。
そのため居眠りをしてはいけないような運転前にCBDオイルを摂取してしまうと返って危険です。
居眠り運転のリスクを避けるためにも、運転前のCBDオイルは気を付けるべきです。
常備薬とは一緒に飲まない

CBDオイルと常備薬を一緒に飲むことは控えましょう。
薬と併用して摂取することでCBDオイルの効果が半減する場合もあれば、効果が高まる可能性、薬の副作用が起きる可能性などが考えられます。
特に常備薬であれば無意識にCBDオイルと一緒に飲んでしまうことがないように、摂取するタイミングに気をつけてください。
最後に
いかがでしたか?今回はCBDオイルについてお肌や気持ちに対してどのような効果が期待できるのかご紹介させていただきました。
CBDオイルの使用上の注意点を意識しながら、自分に合った方法で摂取し楽しみましょう。
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